2025/5/10
|
|
時を経て、今伝えたいこと |
|
『あしたのために』2025年 第1号── 時を経て、今伝えたいこと ── 【2008年3月号より】今年度の中学受験終了と同時に新年度が始まり、『あしたのために』が一周年を迎えた。時の流れは早いものである。そして年々早くなっている気がする。 わが母校の受験結果は、合格者7名、うち6名がめでたく進学する運びとなった。近年のレベルアップから考えて、県下随一の私学となるのも決して夢物語ではないはず。そのためにも教え子である後輩たちには、6年間努力を惜しまず、勉学に励んでほしいものである。 また私自身、7年前に面接で塾長に対し「後輩を育てたいと思う」と自らの希望を申し出たときも、現在もその信念に揺らぎはなく、目標に向かって精進し邁進したい。 さて私にはそれとは別に3つ夢がある。 1つは競馬。世界最高峰のレース・凱旋門賞を制する日本馬を観ることだ。社会現象にもなったディープインパクトでさえ成し得なかった偉業に果たして手が届く日がやってくるのだろうか。ただひたすら毎年10月を待つしかない。 もう1つは映画。私にとって最高の映画は『インディ・ジョーンズ』シリーズである。そして前々から噂だけが先走りしていたその続編が遂に完成する。これはもう目前に迫った夢であり、今年の6月には観ることができる。 最後の1つは中学受験。日本最高峰の灘を制すること。これは上記2つとは違って、自らの手によって僅かではあるが力を貸せる。厚い壁に阻まれた過去の悔しい経験を活かし、今期達成することができるのか? もし3つとも叶った場合には、いつ死んでも構わない。まさに「わが人生に悔いなし」という感じで死の床に就けるであろう。(言い過ぎ?) 【2025年の細川より】あれから17年。読み返してみて思うのは―― もちろん今でもその気持ちが消えたわけではありません。けれども、時代の変化とともに、考え方にも少しずつ変化がありました。ダイバーシティの時代、「子どもが本当に行きたい場所を選べばいいんじゃない?」という気持ちのほうが今は強いかもしれません。 そして、あの“3つの夢”はどうなったかというと――
|
|