2025/6/19
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WBC連覇に学ぶ |
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『あしたのために』2025年 第7号── WBC連覇に学ぶ ── 【2009年4月号より】プロ野球ファンとなって20余年、私の頭の中には 正直に言うと、戦前の予想では日本の連覇はあり得ないとしていたし、優勝するのはおそらくドミニカ共和国だと思っていた。つまりは、メジャーリーグのスーパースター達の“個”の力を盲信していたのだ。 ところが現実は全く違った。決勝まで残ったのは日本と韓国で、対戦成績はそれまで2勝2敗の五分。お互いに勝ち上がるまで他国のチームには1度も負けないという圧倒的な内容で、最後の最後に執念で日本は連覇を成し遂げた。 日本チーム(侍ジャパン)の素晴らしさは、自らがアウトになってもランナーを次の塁に進めようとする自己犠牲の精神と、凡打でも一塁へ全力疾走するひたむきさだと思う。アメリカチームの選手の中に「そんな野球はつまらない」と発言した者もいたが、それは負け惜しみに過ぎない。 準決勝の対日本戦で負けパターンの試合にふて腐れて、自分の近くに飛んできたボールを追おうともせず、その結果さらに傷口を広げている選手もいた。これは野球を自分のためだけに行ってきて、高い契約金だけを得られれば良いという堕落した思考がもたらした弊害だろう。一人一人がチームのために意識を高めることができて、はじめて素晴らしい集団が形成されることを改めて知らされた。 さて、これを塾内のクラスに応用してみよう。 受験は個人で行うものなので当てはまらないと思う者がいるかもしれないが、それは違う。 例えば授業中に寝ていたり、落書きをしていたり、サボっていたりすることは、自分だけが困るのだから「別にいいじゃん」と思っている者は、その認識を改めて頂きたい。 「アイツよりはマシだから。」では成長できない。「アイツには負けたくない。」とならなくてはいけない。これは周囲の環境によって大きく変わってくる。 みんなで士気を高めていこう。 やる気のない人間は中学受験クラスに無理して残る必要はないし、またそれは他の者にも迷惑だと一貫して思っている。 これは信念として持っているものだから、今後も曲げるつもりもなければ偽るつもりも毛頭ない。 【2025年の細川より】やっぱり昔のホッソー、厳しいっすね~(笑) けれども、「真理」は変わるものではないですし、 昨年度の6年生が凄まじいまでの合格率を誇ったのも、 「努力」で優れた集団となり、
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