知識は“楽しみ”からもやってくる

『あしたのために』2025年 第3号

── 知識は“楽しみ”からもやってくる ──

【2008年10月号より】

少し前になるが、毎週水曜日夜7:00～放映されていた「クイズ！ヘキサゴンⅡ」の予選ペーパーテストを収録した『ヘキサゴンドリル』を2冊購入し、挑戦してみた。1回あたり50点満点で計24回分行い、結果は最高点49点、最低点39点、平均点44.4点。芸能人トップ成績との対戦は20勝2敗2分けだった。しかし、その2敗がとても悔しい。決して満足はしていない。まだまだ精進が足りぬということ。（ただし実際勉強するかは疑問。）

その問題の一部を紹介しておこう。

• 牛の4つある胃のうち、2番目の胃をその形から何と呼ぶでしょう？

• 日本では200mを1とする、競馬で使われる距離の単位は何でしょう？

• 「炎」を意味するラテン語から名付けられた、和名を「ベニヅル」という鳥は？

• トムヤムクンの「クン」が表す魚介類は？

• フランス語で「毒」という意味の、ディオールの香水は？

• 横綱が土俵入りのときに従える力士は、太刀持ちと何？

• イエメンの港の名に由来する、代表的なコーヒーの銘柄は？

• 扇子の骨を留める釘で、「最も大切な部分」を意味する言葉にも使われるものは？

• 男性の声域で、テノールとバスの中間にあたるものは？

• 『白鳥の湖』に登場する、魔法で白鳥に変えられた姫の名前は？

• 2006年F1王者、ルノーのスペイン人ドライバーは？

• トルコ発祥で、ソファとセットで使われる足乗せ台の名称は？

そういえば、毎年夏恒例の「高校生クイズ」は本当に凄かった。8強の時点で灘・開成・東大寺といった偏差値70超の学校が勢ぞろい。早押しクイズが尋常ではない速さで、私も意地で数問は答えられたが、彼らの若さと才能には正直嫉妬した。そして優勝は、開成との決勝を制した東海。敵ながら天晴れ！

【2025年の細川より】

「クイズ！ヘキサゴンⅡ」はとうの昔に終了してしまいましたが、クイズ番組への関心は今でも健在です。毎週楽しみにしている関連番組もたくさんあります。

• 『ネプリーグ』（フジ／月曜）

• 『呼び出し先生タナカ』（フジ／月曜）

• 『Qさま!!』（テレ朝／月曜）

• 『今夜はナゾトレ』（フジ／火曜）

• 『ミラクル9』（テレ朝／水曜）

• 『チコちゃんに叱られる！』（NHK／金曜）

• 『ブラタモリ』（NHK／土曜）

• 『池上彰のニュースそうだったのか!!』（テレ朝／土曜）

• 『アタック25』（BS10／日曜）

これらは単なる娯楽番組ではなく、楽しみながら知識が増える「教材」としても活用させてもらっています。授業でも時折クイズ形式を取り入れることで、塾生の集中力や関心もぐっと高まります。まさに一石二鳥。

また先日、小牧コロナで映画（『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』）を観に行った際に、久々に対戦型クイズゲーム『クイズマジックアカデミー』を1回だけプレイしてみましたが、やっぱり面白い！いつかまた塾生や元塾生と、真剣勝負でクイズ対戦してみたいですね。

知識のインプットには「勉強」という形だけでなく、“遊び”や“趣味”から学ぶ力も侮れません。クイズ、ゲーム、テレビ番組――。すべてが学びの材料です。

次回以降もまた、そんな“人生から得られる学び”をお届けしていきます。どうぞお楽しみに！