『あしたのために』2025年 第21号

──Routine Work──

【2010年2月号より】

  随分前に、週５日働いて２日休む、労働時間は１日８時間以内を一生続けられたら最高だというようなことを書いたが、そう理想通りにはいかないのが現実で、昨年度までなら踏青会、今年度も四谷大塚の全国統一テストや６年進学の日曜特訓、春・夏・冬の合宿に講習など、普段とは違う時間帯や環境下で仕事をしなくてはならないことが結構ある。

　その中でも最も辛いのが、鹿児島ラ・サール中の引率。まず間違いなくお腹の調子が悪くなる。今年は２日間で計８回トイレに足を運び、最多記録更新。いずれもちゃんとトイレが近くにある場所で助かったが・・・。そして間違いなく夜寝付けない。午前３時半頃に漸く眠りにつき、４時半に一度目が覚め、５時半に再び目が覚めて仕方がなくそのまま起きる・・・。３２年も生きていればそんな自分にそれなりに慣れてはくるが、過度の神経質にはほとほと呆れる。

　更には最も嫌いな乗り物の飛行機が待っている。別に落ちるかもしれないから怖いなんてことは全くない。問題はあのすし詰め監獄の狭さ。おみ足の長い私にはとても耐えられない。綺麗なスッチーさん、もとい、ＣＡさんがいて、丁寧な応対をしてくれるので何とか平常心を保っているが、もう少しフライト時間が長かったら発狂するね。（２年前に、電車ならば大丈夫と思い新幹線で行ったが、山陽新幹線のトンネルの多さによる断続的な気圧の変化とあまりの乗車時間の長さに、あえなくノックアウトされた。）

  という訳で、海外旅行なんてもってのほか、一生行くつもりもないんだけど、鹿児島まではこれからもほぼ毎年のように行かざるを得ない。なぜってその合格を聞いたときの喜びは何にも代え難いから。Ｍっつぁんも、よく頑張ったよ。勉強量は間違いなく今年の６ＳでＮｏ．１だからね。それが報われたということだろう。去年のＳちゃんとはまた別の喜びがあるから不思議だね。それで疲れもふっとんじゃうんだな。これで６年連続か。みんな大したもんだ。

  そして再びルーティンワークに戻り、今週体調は完全に回復。私の場合、普段３時過ぎに寝て、１１時ぐらいに起きるという常人では考えられない生活をしているから、朝早いという時点で完全にリズムが狂っちゃうんだね。でも小学校高学年・中学・高校・大学２年までは、ちゃんと朝早く自分で起きて無遅刻で通学していたんだよ。受験前だからって学校を休んだりもしなかった。その結果、滝中（特待）・名大と生涯たった２度の入試も一撃で仕留められたし。