2025/8/19
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GWの過ごし方 |
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『あしたのために』2025年 第13号──GWの過ごし方 ── 【2007年6月号より】
みなさん、ゴールデンウィークはどう過ごしましたか。きっと猛勉強されたことであろう。(いきなりの皮肉ですいません。)私はというと・・・まあ、遊んだには遊んだのだが・・・結局最初の日曜日を除いてすべての日に出社して仕事をしていた。それはなぜかというと・・・。
お恥ずかしい話だが、私は大学4年生を2度経験している。つまり留年だ。その理由は、このまま就職して社会人になってしまうと、自由に休みも取れなくなるので、1年間思いっきり羽を伸ばして遊んでやろうと考えたからだ。
それからというもの、遊びに明け暮れる毎日が続く。いやなことや面倒なことは一切ない。自分の趣味が好きなだけできる最高の人生・・・のはずが・・・おかしい。なぜかつまらない。そして1日過ぎるのが異常に長く感じる。それがどんどん苦しくなっていって、いつの間にか早く就職して仕事がしたいって思うようになった。そして家庭教師や個別指導のバイトを気に入っていたのもあって、朝日進学ゼミナールの門をたたくことになったのだ。
いくら自分の好きなことでも、やりすぎるとかえってつまらなくなってしまうということを身にしみて感じさせられた貴重な一年だった。みんなも遊ぶことが大好きだと思うが、それは普段の勉強がつらいからこそ、より一層遊びが楽しく感じられるのではないかな?だから一生懸命勉学にはげみたまえ。
というわけで、私にとって1週間の休みは長すぎた。普段の生活がくずれたせいで、体も気持ちも完全に調子がくるって、吐き気はする。頭痛はする。(元々体が弱いので・・・。)それを紛らわせるために、仕事をしたのだ。そして最後の2・3日は、もう授業がしたくてしたくてたまらなかった。
ちなみに私にとってベストのサイクルは、5日働いて2日休む。ただし労働時間は1日8時間以内。これが死ぬまで続けられたら言うことなしなんだけどね~。 【2025年の細川より】 今年のお盆休みの過ごし方を一部ご紹介しますと・・・ 以前の号で触れた「展覧会」は、 ・『アートアクアリウム展 名古屋2025』(名古屋栄・中日ホール) ・『近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳』(愛知県美術館) ・『モネー睡蓮の時』(豊田市美術館) に行ってまいりました。 猛暑で出足が鈍り、尚且つ大阪の万博へ人が流れることを期待しておりましたが、かなりの人出で結局メイン会場での滞在時間は各20分ほど。あまりじっくり観ることもなく、そそくさと退出してまいりました。 代わりに最近、美術館でちょっと楽しみにしているのが、常設展。豊田市美術館には初めて訪れましたが、思いがけずマグリットやクリムト、ブランクーシの作品を見ることができました。こちらは注目度が低いので、じっくり鑑賞することができオススメです。 以前の号でご紹介した美術館にも、ゴッホやピカソ、ルノワールなどの絵画を常設している所がありますので、興味のある方は是非探してみてください。 また小説は、 ・『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈・著 2024年本屋大賞受賞作) ・『汝、星のごとく』(凪良ゆう・著 2023年本屋大賞受賞作) ・『君のクイズ』(小川哲・著) ・『ババヤガの夜』(王谷晶・著 2025年ダガー賞受賞作〈日本人初〉) を読みました。 滝中入試(国語)は、大問2の文章題が必ず物語文からの出題なのですが、実はほぼ毎年、「主人公が小中学生」という共通点があります。その観点からは、『成瀬は天下を取りにいく』は一読しておいてもよいかもしれません。 その辺りの経緯につきましては、また別の号で詳しく語ることにします。 |
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