2025/9/18
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試験に向けて〈実践編1〉 |
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『あしたのために』2025年 第17号 ──試験に向けて〈実践編1〉── 【2007年11月号より】 今回は筆記試験必勝法・実践編である。 志は高く漢検準1級は、200点満点中150点で合格。私は180~190点を目標に据えた。 これを滝中受験に置き換えると、踏青会模試のボーダーラインは偏差値57~58あたり。したがって目標は62~63程度に設定するのが妥当だろう。 例えば現在偏差値40の5年生。残された模試は9回。1回ごとに2.5ポイントずつ伸ばせば── 40 + 2.5 × 9 = 62.5! 目標クリアだ。これで滝に合格。夢物語ではない。実際に過去、そういう子もいたのだ。 日々の計画には“空き”を作れ毎日びっしり課題を詰め込み、「これで完璧」と思い込む人がいる。 たった1日やり残すと、ズルズル遅れてやる気を失い、「や~めた」となるのがオチだ。 だから私は、5週間しかなかった漢検準1級の勉強期間の中でも、週1日は“空き”を設けた。 飽きない工夫をせよ私はとにかく飽きっぽい。1時間も続ければ大抵のことは嫌になる。だから工夫した。 例えば漢字の勉強なら、
というように、分野を切り替えて進める。これだけで気持ちが楽になる。 「正答率の低い分野ばかり集中してやるのが効率的」と思うかもしれない。だが、あまりにできないと心が折れる。 また、いわゆる「勉強」だけが学習の仕方ではない。歴史マンガ、図鑑、新聞、ニュース、クイズ番組などから自然に身につく知識は大きな財産になる。楽しく継続できる方法を持つことも重要だ。 【2025年の細川より】 今回も考え自体はほとんど変わっておりませんが、修正・補足のポイントがあるとしますと・・・ ●現在は踏青会模試がアタックテストに変わり、滝の偏差値ボーダーラインが61に設定されてる、というのが当時との違い。 ●「2.5ずつ偏差値を上げる」と言っても、実際毎回きっちり2.5ずつ上げるなんてことは不可能なので、全体像としてそのラインで右肩上がりになっていればOKです。ただし一度たりとも「後退」はしない、という強い意志は欲しいです。 裏を返せば、その「約束事」をきちんと継続的に実践してくれれば、大体誰でも「滝中合格」のレベルに持っていくことは可能、と信じています。 是非頑張ってください! |
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