2025/9/25
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試験に向けて〈実践編2〉 |
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『あしたのために』2025年 第18号 ──試験に向けて〈実践編2〉── 【2007年12月号より】
今回は筆記試験必勝法の最終回。これで対策は完璧!?
間違えたところは徹底的にすぐ覚えられる箇所、なかなか覚えられない箇所。誰にでも必ずある。 私も漢検準1級を勉強していたとき、2度・3度やっても覚えられない箇所があった。だが4度・5度と繰り返せば、さすがに覚えられた。 授業をしていると、何度も復習させているのに全く覚えていない子がいる。それは「意識の欠如」によるところが大きい。そういう子に限って「どうせ頭が悪いから」と言い訳する。カッコ悪いったらありゃしない。自分の趣味に関することなら驚くほど詳しいのに…、である。結局「覚える気があるかどうか」なのだ。 もう一点注意。すでにできる箇所は、復習を後回しにしてもよい。できなかった箇所に絞って徹底的に復習するほうが効率的だ。そして同じことを何度もやるのが嫌いな私の経験から言えば、その日の勉強は「復習」から始めるのがベストだ。嫌なことは先に終わらせた方が気持ちも楽になる。 日頃からしっかり意識して学習できれば、覚えられない箇所自体も減る。結局はそれが、自分自身を楽にすることにつながり、ひいては勉強時間の短縮にもつながるのだ。 教材に関して浮気をせず、一途であれ参考書を次々と買い集めたり、プリントを大量にコピーしたりして安心する人がいる。だが、それは本質的な解決にならない。 必要な教材はすでに手に入っている。塾からも十分な量のプリントやテストを渡している。それ以上に増やす前に、「すでにあるものを完全に理解したのか?」と自問してほしい。 私は、塾生が県内受験を突破できるよう十分な教材を提供しているし、その責任を負う覚悟で指導している。だからこそ、保護者の方が支払ってくださった授業料の価値の1つ=教材を、フル活用してほしいのだ。 6年生諸君! 受験直前には、私が配ったプリントやテストが最大の武器になる。 (ちなみに私は漢検準1級を、たった1冊の参考書だけで合格した。)
【2025年の細川より】 今、読み返してみても「全くその通り!」という感じで、この後、歴史検定を受験した時も、同じ手法でかなりの好結果(全国3位)を残すことができました。また塾でお渡ししている教材もさらに精度が上がっている、と自負しております。
上から目線で恐縮ですが、
「まあ黙って言われた通り続けてみや~。結果はついてくるて~。」
って感じですね(笑) |
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